下呂温泉(岐阜県)

下呂温泉(岐阜県)

下呂温泉は草津、有馬と並ぶ日本三名泉のひとつ

歴史は古く、江戸時代より湯治場として栄えてきた下呂温泉は草津、有馬と並ぶ日本三名泉のひとつ。泉質はアルカリ性単純泉。肌になめらかな独特の感じがある下呂の湯を楽しみに、年間多くの人が訪れている。湯めぐり手形で、気軽に温泉を楽しむこともできる。飛騨牛、トマトジュース、栃の実せんべいなどが、お土産にお薦め。

下呂温泉特徴

泉質:アルカリ性単純温泉
効能:リウマチ、運動器障害、神経痛、病後回復、疲労回復など
特徴:寒村の温泉地を全国的に有名にしたのが、江戸初期の御用儒学者・林羅山。羅山が「諸州に温泉多くあれど、その最も著しいものは摂津の有馬、上野の草津、飛騨の湯島この三所なり」と書き記した“日本三名泉”の1つだ。
河原を石で囲んだだけの野天風呂「噴泉池」(無料、混浴、仕切りなし)や、大正15年開業の共同浴場「白鷺の湯」。温泉街には無料の足湯も数ヶ所ある。気軽に立ち寄って、天下の名泉を思う存分味わいたい。

下呂温泉歴史

下呂温泉(げろおんせん)は、岐阜県下呂市(旧国飛騨国)にある温泉。林羅山が有馬温泉・草津温泉とともに、日本三名泉に数えた(ただし、当時は下呂ではなく湯島と表記)ことから、「日本三名泉」と称されている。延喜年間から天暦年間の頃に、現在の温泉地から離れた場所である、湯が峰の山頂付近に温泉が湧出したのがはじまりである。
1265年に山頂からの湧出は止まったが、現在の温泉地である飛騨川の河原に湧出しているところを発見された。このことは開湯伝説における白鷺伝説として伝わる。下呂温泉は飛騨川の氾濫の度に壊滅的な被害を受けてきたが、その度に復興してきた。また、「下呂」の名前は昭和以降に使われ始めた名称で、それ以前は「湯之島」と呼ばれていた。