湯河原温泉は数十万年前に活動を終えた古い火山(湯河原火山と呼ばれている)

湯河原温泉

万葉集にも詠まれた由緒ある湯河原温泉

万葉集にも詠まれた由緒ある温泉地。夏目漱石や芥川龍之介などをはじめ、数多くの文人に愛された名湯の地としても有名です。都心からもほど近く、歴史ある名湯を気軽に堪能できます。商店街と温泉宿が混在する温泉場、高級旅館が多い奥湯河原、海水浴客でにぎわう浜湯河原と楽しみ方も様々。

湯河原温泉特徴

泉質:塩化物泉、ナトリウム・カルシウム-塩化物硫酸塩泉

効能:塩化物泉(皮膚病、婦人病、冷え性、胃腸病など)、ナトリウム・カルシウム塩化物硫酸塩泉(外傷、皮膚病、婦人病、胃腸病など)
特徴:刺激の少ないやわらかな湯は、古くから「子宝の湯」として有名。鎌倉・室町時代には「こごめ(子込め)の湯」「こごみ(子込み)の湯」、江戸時代には「小梅(子産め)の湯」と呼ばれ親しまれてきた。2003年1月には、湯河原を愛した作家・国木田独歩にちなんだ「独歩の湯」が開設。全9種類の足湯を楽しめる日本最大規模の足湯施設として、人気を集めている。

湯河原温泉歴史

湯河原温泉は数十万年前に活動を終えた古い火山(湯河原火山と呼ばれている)の旧火口が崩壊して出来たカルデラ内に湧出している。湯河原駅から千歳川の谷を遡るように温泉街が続いている。隣の熱海には巨大温泉ホテルが林立しているが湯河原は日本旅館主体で、古くからある『温泉街』の風情が残っている。日帰り入浴施設は町営の「こごめの湯」の他、温水プールなどを備える施設もある。また温泉街に隣接する万葉公園には、大型の足湯である万葉公園足湯施設独歩の湯がある。万葉集にも『足柄の土肥の河内に出ずる湯の世にもたよらに子ろが言はなくに』と詠まれた古い温泉で、この歌碑が温泉街に設置されている。